4月も半ばを過ぎ、まもなく5月。個人的にも忙しく、疲れきっており、平日は漏れなく部屋から動けずに居ましたorz

そんな中、某氏から“芝鉄3500形運用開始10周年記念乗車券”の発売を知らされ、そういや乗車証明書も配ってたなあと思い、夜になってから重い腰を上げて遠く芝山千代田までお買い物に、、、

まずは成田より快速特急(実質の普通)に乗り込む。

3700形のふんわりシートに揺られ、成田を出発する。大体の乗客は成田で降りてしまうので、号車に1人きりになれた。

成田の超高層の高架線をカーブしながら緩やかに降って行く。右手に見えるイオンモールはじめの建物が光り、まるで海の様に見える。筆者ば京成でもなかなか得られないようなこの車窓がお気に入りであるという余談も挟んでおく。

列車は速度を上げ、幾つかのトンネルを超えると、駒井野信号場を通過。東成田方面に向かうため、あまり減速はしない。

トンネルに入り、加減速を繰り返し…

到着と同時に静かなホームに響き渡る電鈴を聞き終わると、ドアが閉まり、また電車は揺れ出す。ゆっくりと軋みを立てながらカーブを曲がり、突然、トンネルからの応答がなくなった。地上に出た。直ぐそこには空港滑走路が見える。

芝山千代田到着

前回は3688に揺られてやって来た記憶。

サクッと切符を購入。ついでに乗車証明書も頂き、出場時には名物の連絡票をもらった。

※乗車証明書は20時までの配布だそうです。たまたまご厚意で頂けましたが、20時を超えての訪問の際は、ご注意下さい。(決して重ね重ねのお願いはしないこと。)

ちなみにここ、唯一種別色が未更新なままで、通勤特急がオレンジ色となっている。しかしやってくる車両の表示は水色。

車両も京成。乗務員も京成。でも駅は芝山。

誰もいない折り返し宗吾参道行きに乗り込み、東成田を目指す。

3798にさよならをし、窓口へ。とても丁寧に対応してくださり、ありがとうございました。

ドラマのワンシーンのような改札口。

荒廃した世界に残った駅…というと失礼だが、とても雰囲気のある駅だ。確実に“何かあった”と実感させるそれは、好奇心と少しばかりの怖さをくれる。とても楽しい。

歴代スカイライナーと空港輸送のポスター。

ちなみにこんなところに歴代スカイライナーと空港輸送のポスターが掲示してある。こちらも興味深いが、何もない汚れた壁に突然このポスターが貼ってある光景は少し珍妙だ。更には空港駅という役割を失った東成田駅にこれを掲示するのは、幾らかの皮肉が込められているようでならない。いずれにせよ不憫だ。

さて外に出てみても本当に何もなく、人が歩ける道もないので大人しく2ビルに向かうことにする。

東成田⇔空港第2ビルを結ぶ連絡通路(約500m)

さあ待ち受けるのはまたこのなんとも言えない好奇心をくすぐられる通路だ。この独特な雰囲気がとてもいい。窓一つない閉鎖空間には慣れない方もいらっしゃるだろうが、個人的には恐怖の中に若干の心の浮つきが生まれる。ここで何者かに追いかけられたら…走っても走ってもずっとループしていたら…などと想像してみる。少し楽しくなってしまう。

500mというのは意外と一瞬で、すんなりと2ビルに着いてしまった。

改札口にはスーツケースを持った客がたくさん。

改札口に向かってみると、これはびっくり。21時にもかかわらず、かなり多くの人が。周りから聞こえる言葉は日本語ではない。おそらく中国語が多いであろうか。

さて乗車電は再び3700形。嬉しい限りだ。本線経由には軽い荷物に人ばかりで、空港従事者の帰宅時間なのかな、などと想像してみる。乗車電に乗る一人一人と一緒に筆者もゆったりと座り、帰路に着く。

おわり。

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