レンズの社説 2本目

 

外は向かってくる風が寒いです。

遂に2024年になりました。

今回は…

Ai AF Micro-Nikkor 105mm f/2.8sです。去年の8月に旅行先にて破格だった良品を衝動買いしたものです。

D600で見ていきます。ピクチャーコントロールはスタンダード、無記載は5050KでRAW現像しています。

開放です。良い線の出方だと思います。看板には若干の色収差が確認できますが補正の範囲内でしょう。

開放で手前ボケの状態です。自然な部類でしょうか?

安全を確認して、f/4.5時です。

距離をとってf/6.3です。遠景では1段以上絞ってやると安定します。

これだけD500です。f/3.5にて。逆光への耐性はほどほどにあります。WB失念しました…

1段絞っただけではハイライト部分の色収差が抜けきりません。

一段絞って寄ったものです。これが本来の使い方です。

 


思ったこと

このレンズは、開放から概ね実用的であり、シャープネスも充分です。しかし、世代ですから色収差が乗っかります。絞りを開ける場合はソフトでの修正を前提での使用をお勧めします。流石に前回紹介した135mmよりマシですが…

そしてマイクロレンズですから、遠景に対するピント合わせが苦手です。ピントリングが1mmでも動けばピントがずれます。

また筆者の個体ではAFもそれほどの打率ではなかったので、ピント合わせにて苦労した記憶があります。故に速写性はありません。

フォーカスリミッターがついています。常にかけておくことをお勧めします。少しは速写性に貢献するでしょう。何かの拍子にピントリングが最短側に行ってしまうと終わりです。

 

以下がピントリングの様子です。

無限遠

 

最短

かなり伸びますし、回す量も多いです。

 

 

この世代では、他に105mmはDC-Nikkorのみですから、通常用途の105mmはこのレンズ(SタイプとDタイプ)のみです。予算があるならVR付きのGタイプをお勧めしますが、予算が少ない場合は充分候補に上がってくる玉だと思いました。

このレンズはニッコール千夜一夜物語でも紹介されていたりします…

 

 

ニッコール千夜一夜物語 第七十二夜

 

 

おわり。

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