レンズの社説 7本目

まだまだ寒さが続きます…

みなさん防寒対策と感染対策はしっかりしましょう。(身近で流行してて2回風邪ひいた)

そんなわけで

Ai AF Nikkor 50mm f/1.4Dです。

平成初期生まれの標準レンズです。年を跨ぐと30年選手になりますが、割と最近まで現行品だったレンズです。

いつも通りのD600で、特記以外はスタンダード(SD)、自動ゆがみ補正はOFF、LightroomでRAW現像しております。

1/100sec f/2.5 ISO100
SD 5000K

向かいのホームを見た構図です。そこそこ絞りを開けた状態ですが、中心は安定していますね。しかし周辺は緩いです。

1/320sec f/1.8 ISO100
SD 6750K

わずかに絞った画面です。ピント面の線はしっかり出ています。(パラソルの傘)

後ボケは二線の傾向があります。

1/50 f/1.6 ISO1000
SD 5000K

質感描写にとても向くと思います。左上を見ると光量落ちがあります。1段ほど絞れば良好になると思います。

1/160sec f/1.8 ISO200
SD 3600K +マゼンタ(+25の値)

言わずもがなですが、地下鉄のホームの明るさからここまで露出が稼げます。

1/1250sec f/2.8 ISO100
SD 5150K

冬の午前9時ごろ、フードをつけず太陽の方向を向けました。

フードによる軽減は未知数です。

1/100sec f/4 ISO1600
SD 4000K +マゼンタ(+20の値)

f/4時でLEDの強光源です。

ゴーストを拾います。

ほんの少しだけ傾きを補正しました。
1/3200sec f/1.8 ISO100
SD 4650K

少し距離を取った状態です。

被写界深度で中望遠のように見せることもできます。

1/250sec f/1.4 ISO1000
VI 5400K

これだけビビットで撮影しています。前後ボケの参考に。開放のぐあいと合わせて、ピクチャーコントロールで絵作りしていく楽しさがあります。

1/180sec f/2.4 ISO1000 (75mm)
SD 3900K +マゼンタ(+35の値)

これだけAPS-Cです。

APS-C機に装着すると75mmとなります。70-200/2.8よりもシャッタースピードを稼ぐこともできますので、やはりこの辺りも使い所だと思います。

まとめよう。

1ヶ月ほど運用した感想などをまとめます。

レンズの性格的には、ひたすらスタンダードであり、AFニッコールらしいです。


絞りを開けてシャッタースピードを稼ぐのか、はたまた柔さを表現のツールとするのか、この選択ができます。フルサイズ一機だけでも撮りたい絵についてくる力を感じました。

Ai-Sなどとの違いは、AFもさることながら、電子接点のおかげで刻んで絞ることができます。(これはZでも)

一本での対応力がありますので、フィルムでもデジタルでも、一本持っておいて損はないと感じました。

注意点としては、ボケの好みが分かれると思います。

総じても、バランスが良いのでオススメです。加えれば、最近まで現行だったこともあり、メーカーでの修理ができます。ここも利点です。

Gタイプよりも小さいのも利点です。持ち出すのが苦でありませんし、カメラバッグの隙間にねじ込めるサイズ感です。

価格も落ち着いており、欲しいと思えば手軽に手にできます。

フィルムからデジタルまで幅広く手を出したい方や、フルサイズ機を手にし、頃の良い50mmを探しているユーザーに手に取って欲しいと感じました。

ボディ内のAFに依存するため、一部の一眼レフ及びミラーレスではAFの使用ができません。

スタンダードなレンズだと書くことがなくなるんですよね。

メーカーページ

  • 焦点距離…50mm
  • 開放f値…f/1.4
  • 最小f値…f16
  • 絞り羽根…7枚
  • 最短撮影距離…0.45m
  • レンズ構成…6群7枚
  • フィルター径…52mm
  • レンズフード…HR-2
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