気がつけば4月が終わり、世間はGWだそうです。
今回は…

Tamron 28mm F2.5 (02B)です。ハー○オフのジャンク品からレビューしたいを形にしました。光学は問題ありません。(外観がひどい)
レビュー目的が7割、28mmの感覚を取り戻す目的が3割でした。
D750で見ていきます。SD(スタンダード)です。

SD 5000K
まずはf/11で遠景、逆光向きの場面です。逆光耐性はそこそこで、場合によってゴーストがはっきり発生します。

SD 5000K +マゼンタ(+10)
f/8ですが、若干線が甘いです。広角レンズな上に、絞り込めば細い線で描き切る性格が故に、ここはネックになります。

SD 6100K +マゼンタ(+15)

SD 6100K +マゼンタ(+15)
2枚続けて、開放とf/4です。同一の露出ですが、開放では周辺減光が顕著です。f/4でもそうですが、無限遠での解像は中心のみです。

SD 5500K
思い切ってf/16です。ここまで来ると流石にシャープですが、回折の影響も見受けられます。ボーダーの難しいレンズです。

SD 5300K +マゼンタ(+15)
安全を確認した踏切から撮影しています。
流れが見受けられます。

SD 4800K +マゼンタ(+10)
また斜陽の逆光向きですが、開放でも使う場面が想像できます。距離が近ければ近いほど使い途が増えると感じました。ちなみにこのレンズの最短は25cmです。

SD 4900K +マゼンタ(+20)
これだけ別日取材のD600です。
このレンズは都会向きでないと引き返しました。
サクッと所感。
まずはこのレンズはSPでありませんから、そこはご承知おきしていただきたいポイントでございます。
それを踏まえてみれば、バランスの良い球だと思います。ここまでの小ささはやはり武器ですし、同じ28mmでも、オートニッコールでは最短が60cmです。先述したように25cmまで寄れるのは強みです。最短撮影距離に困ったことは幾度とありますし、こういうところがわざわざ純正を避けてこのレンズを選ぶ所以です。
投入コストの面では、相場で驚きました。正直なところ未だそんなもんかと思ってしまいました。球数の関係もありましょうが、アダプトール規格の中ではそこそこに出回っている方だと思いますし、なんとも言えません。欲しいのであれば、ネットで探すよりも、ジャンク品や難あり品覚悟で実店舗を探しに行った方が良いと思います。(というかそこまでして欲しい玉かこれ…)
現に筆者の個体はハー○オフのジャンク箱出身です。
描写の話をすれば、とにかく期待しない程度に期待するのが良いです。撮影距離が近くなるとその持ち味が見えてくるでしょうし、遠景では割とウンザリします。開放がダメだとか、絞れば出るだとか、そんな単調な話ではなく、ピントごと被写体ごとに攻め方が変わります。ですので、一度使ってみるのが適当と考えます。
そのほかのはなし。
28mmでこの規格ならば、被写界深度を使って“空間を抜いていく”ような攻め方ができます。このレンズの場合は特に、被写体を見極めながら、解像感を把握してボケをコントロールしていくことが求められます。もっともこれはこのレンズに限った話ではないんですが…
絞り羽根は5枚です。色々とやかましいです。
「総合したとき、遠景ならデジ設計のズーム絞った方がいいこれ。」
「投入コストを相場としたとき、もうちょっといいもん買えんじゃね..?(邪念)」
こんなもんにしておきましょう。
次のレビューもすぐ控えていますので、書くネタは温存しておかなければなりません。(メタ)
しばらく使ったら…どうしようかなこのレンズ…
- 焦点距離…28mm
- 開放f値…f/2.5
- 最小f値…f/32
- 絞り羽根…5枚
- 最短撮影距離…25cm
- レンズ構成…7群7枚
- フィルター径…49mm
- レンズフード…22FH

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