レンズの社説 12本目

渋滞しております…

またレビューです。どうかお付き合いください。今回はサクッと済ませます。

Ai Nikkor 300mm f/4.5です。

1970年代末期から1980年初めてまで発売されていた世代です。ハー○オフで破格で売られていたのをついつい購入してしまいました。

D750のSD(スタンダード)を、Lightroomで現像しております。

1/1000sec f/4.5 ISO100
SD 5000K +マゼンタ(+5)

まずは開放からです。コントラストも十分で、好印象です。

1/500sec f/5.6 ISO250
SD 5500K +マゼンタ(+5)

絞ってもいい意味で線が変わりません。フェンス越しにハイライトの嫌な場面ですが、収差補正が優秀と感じています。

1/500sec f/8 ISO250
SD 5500K +マゼンタ(+5)

拡大して行くと、周辺に行くたび収差が見えます。こうなるとAi-SのED入りほうが気になり出します。

1/640sec f/4.5 ISO250
SD 5700K

こう見るとピント面は良好です。f/4.5でもそこそこ被写界深度は浅いので、注意が必要です。中心と周辺での差が分かりやすい画面です。画面右側の電車の左端と右端を見比べるとよく分かります。

1/1000sec f/4.5 ISO250
SD 5000K

開放の最短付近です。柔らかなボケで、特筆すべきところがありません。この場面で言えば収差が少し目立ちますので、一段二段絞って安定を図りたいところです。

1/1250sec f/5.6 ISO400
SD 5000K

後ボケを見ながらです。ピント面はかなりシャープです。ボケもやはり自然です。

1/800sec f/4.5 ISO500
SD 7000K +マゼンタ(+5)

距離を取って望遠でありがちなシチュエーションです。開放ですがしっかりした線としっとりなボケと特に申し上げることがありません。手すりまではっきりです。

えらいハイスピードですね…

評判通りよく写るレンズで、収差補正が優秀は感じました。概ね並なものと思いきや、ピント面の補正が特に優秀です。開放からシャープですので、積極的に開放を選択できます。あとは編集ソフトで収差補正ができれば、サイズとのバランスも含めてパーティ入り出来ると思います。

サンニッパから一段と三分の一暗くなるだけで手頃なサイズになります。見た目通りのサイズ感でありながら、三脚座も備えています。非常に取り回しが良いので、70-200にプラスワンの起用をしてやるだけで、より撮影の幅が広がります。

取材の際も、28-100/3.5-5.6Gにこのレンズの2本で回しました。

重量は軽いですが、手ぶれ補正のありがたみを感じます。気をつけないと、1/400secでもブレます。

また、内蔵フードを備えており、そこそこに便利です。逆光下で効果を発揮します。極端な逆光であれば多少のコントラストの低下が見受けられます。

そのほかで、筆者の個体は絞り羽根が6枚なので、光芒はやかましいです。夜間に使用していないのでなんとも言えませんが、ここはネックです。

三脚座は45°ずつでクリックするようになっていて、ピッタリ止められるようになっています。非常に使いやすいです。

純正のAiニッコール世代の単焦点の具合を知ることになりました。機会さえあれば他もレビューしてみたいですね…

  • 焦点距離…300mm
  • 開放f値…f/4.5
  • 最小f値…f/22
  • 絞り羽根…6枚
  • 最短撮影距離…4m
  • レンズ構成…5群6枚
  • フィルター径…72mm
  • レンズフード…内蔵

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