寒すぎませんかね…

AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gです。久しぶりに使っています。直近に取材したD5とD700、3年前に使用したD600でのカットで見ていきます。両方とも同じ個体です。
まずはD5です。

SD 4300K +マゼンタ20
開放ですが解像はします。この辺りは実力だと思います。

SD 4750K +マゼンタ25
コマフレアの修正も効いています。状況にもよりますが、被写体が大きく面で主張しない場合は開放から実用と思います。

SD 3900K +マゼンタ20
ある程度距離を取れば、徐々に甘くなっていきます。軸上収差はどの距離でも発生しやすく、気になる人は気になります。この辺りは編集ソフトに頑張ってもらうポイントです。

SD 4400K +マゼンタ12
ピントは看板ですが、文字が読める程度には情報を残します。

SD 4550K +マゼンタ17
開放ばかりですがこの距離感が50mmです。安定していると思います。
ここからはD700です。

SD 4550K
f/4より絞ればあとは安定です。Gタイプらしいで片付けられますが、強いて言えば単焦点レンズらしい主張のある線の出方ではないので、ここはキットレンズらしくチューニングされている印象です。かといってDタイプともまた違うというか…

SD 4800K
線による主張がそれほど強くないので、場面を選ばず使っていけるような気がします。
ここからはD600です。

SD 3600K
解像は充分ですので、もう少し直接的な表現を避けたい場合には開放か、それでダメならそのようなフィルターに頼るのもテです。

SD 5700K
ありがちなシーンだと思います。近接での開放。ぼけの参考に。FXフォーマットでのボケはこの程度であると身をもって感じるための規格だと解釈しています。また、明るさを稼ぐという意味で簡単に開放を選択しています。ズームと違うのはここです。

SD 5750K
同じ場所です。皮肉なことに、取材日はずっと前ですから、メーカーの想定するビギナーとしての作例を意図せず作り上げたようです。
描写の話をすれば、Gタイプらしいまとめ方ながらに、単焦点らしいキレをもっています。こういう場面なら積極的に開放を選択したいと思えます。裏を返せば開放から線は出るということです。
初心にもどろう。
なんというべきでしょうか、ある程度知識を得た者として使っていけば、真面目に仕事をこなすだけのレンズに思えます。実際面白みはそんなにない。
というのも褒め言葉の一環と言いますか、開放からでも最低限のラインを持ってきてくれるので、そこはGタイプらしさを感じるところです。
そういう意味でもこちらが初心にもどってやることが大切で、このレンズはキットレンズでもありますから、ビギナーをリードするために、このレンズの立ち位置はそちらに寄った場所にあるわけです。
雑感。
D5での使用ですが、それでもシャッタースピードをある程度稼ぐためには自ずと開放近傍を使用することになります。要するに最前線であれば否が応でもそれを使う場面があるということですので、この辺りが少しでも気になれば、ワンランク上のレンズへお願いします。そのためのf/1.4のモデルもあります。
フィルター径は58mmです。Dタイプまではみな52mmで統一でしたので、小ささも一つ利点でしたが、この大きさ一つでこれだけの画質のランクアップがあるなら、考えりゃ納得です。f/1.4Dとは中古価格ならほとんど同じですから、この辺は好みの方を選んでいただきたいと思います。(AI AF Nikkor 50mm f/1.4Dのレビューはこちら)
あとは…新品で購入できます。(2026年2月現在)
新品で入手できるFマウントレンズも徐々に減ってきている中でいまだラインナップに名を残しているのは嬉しいことです。
手頃な50mmを探しているビギナーの方に勧めたいと思います。ラインナップが沢山あるレンジですので、ほどほどに経験を積んだ方はスペックを比較しながら欲しいものを見極めて欲しいと思います。
- 焦点距離…50mm
- 開放f値…f/1.8
- 最小f値…f/16
- 絞り羽根…7枚(円形絞り)
- 最短撮影距離…0.45m
- レンズ構成…6群7枚(非球面レンズ1枚)
- フィルター径…58mm
- レンズフード…HB-47

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