温めすぎていたら年を越したどころかなんと2月となりました。
今回はこちらです…

Ai AF-I Nikkor 300mm f/2.8D IF-EDです。
いわゆる“サンニッパ”というところです。
おもにD750で見て行きます。LightroomでRAW現像。

SD 5000K
まずはほどほど距離のある開放です。初めて持ち出した1カット目ですが、まずは実力を叩きつけられています。

SD 5000K +マゼンタ10
最短付近まで近寄っています。手前ボケからうしろへの様子も安定しています。ピント面は驚くほど細いです。

SD 5000K
ピント面までは50m超あります。前後ぼけのようす。

SD 5000K

SD 5000K
二枚続けて、開放とf/4の比較です。線は大きく変わりません。ボケを見ていただければわかるように、このレンズは円形でない9枚絞りです。

SD 5500K マゼンタ+10
ボケの参考に。

SD 5500K +マゼンタ10
ほぼ最短だったと記憶しています。この辺はズームとの違いが瞭然だと思います。

SD 5700K
ありがちな作例です。

SD 5500K
300mmでは手前を大きく抱えることができます。さらにサンニッパでは被写界深度も味方につけることができます。故に頭で考えて画面を作っていく愉しさがあります。

SD 5400K +マゼンタ20
LEDによる強光源の場面。ロクな作例がありませんでしたのでこちらで勘弁してください。印象としてはハレを抑えながらゴーストで逃す形でしょうか。真正面からモロで喰らわない限りはうまい逃し方をしてくれる印象です。
感想など…
なんというか、レンズのテイスト自体はAIAF系統からの系譜というか、Gタイプ初期とも似つかない形です。堅実に仕事をするタイプで、Gタイプよりも冗談が通じます。インターネットで確認できるスペックは不要と思いますので、使ってわかることだけ書きます。
重量は慣れ。
重いと言ってもたかが3kgです。正直これでギブでは、回れ右で筋トレから始めてください。持って見れば、重心の影響もあって案外とすんなり行けます。身構えては行けないということです。撮影結果のために必要な筋繊維の犠牲と思いましょう。
筆者はフードのネジを、ボディの水準器から数えて230°付近に持ってくる(これは横で構える時の話、縦ならさらに90°ずらす)ことで、指を引っ掛けてフードごと鷲掴みにするように構えておりました。これだけでも安定感は格別で、非常に使いやすいです。この辺りは使ってみて自分のやり方を模索するのが良いと思います。
特に書くことがない。
なんというか、サンニッパだからと言って特別な情が湧いたりする訳でもないので、いつも通りの感覚です。重心のバランスであったり、解像力というのは今一度使ってみての感覚が一番であって、正直この媒体でお伝えしきれないことが多いです。故にも、欲しいと思ったら是非手を出していただきたいと思います。このレンズであろうとGタイプでも構いません。とにかく、一度手にしていただきたい規格だと思います。プロユースの望遠単焦点の中では、おそらく一番に手にしやすいレンズだと思います。コスト面だけでなく、数が出回っている面でも言えます。その中でもこのレンズは、大体のフィルムから最新のZマウントボディまで使用できる汎用性を持ちます。まだ美品の個体を見かけることがありますので、どうか早いうちにと思います。相場も落ち着いておりますので、機会があれば手にしていただきたいと、元ユーザとしては思います。
手放した。(2025/12)
半年経たずでしたが、資金繰りの都合で手放しました。失ったことでのデメリットもありますが、またそのうち、いつか、後継でもなんでも同規格を手にする日が来るのかと思います。必要になる機会はあるので、またそのうち手にすると思います。
なかなか個体を探すことが大変となりつつありますが、見かけた際には救ってやってください。まだまだ前線で使うだけの力は持っていると思います。
- 焦点距離…300mm
- 開放f値…f/2.8
- 最小f値…f/22
- 絞り羽根…9枚
- 最短撮影距離…2.5m
- レンズ構成…9群11枚(EDレンズあり)
- フィルター系…(39mm)
- レンズフード…HK-19

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