
良い天気でした。1580Hとどちらのカットを採用しようか悩みましたがやはりこちらで。
日没から20分、この辺りの1分単位で露出が変わっていくシチュエーションは、相手にするのが難しい反面、得られる絵が面白いです。
疲れました。もう寝ます。

ご覧いただきありがとうございます。不定期更新でだらだらと書いております。
レンズレビュー記事はこちら!
その他多数…


良い天気でした。1580Hとどちらのカットを採用しようか悩みましたがやはりこちらで。
日没から20分、この辺りの1分単位で露出が変わっていくシチュエーションは、相手にするのが難しい反面、得られる絵が面白いです。
疲れました。もう寝ます。

まだまだ寒さが続きます…
みなさん防寒対策と感染対策はしっかりしましょう。(身近で流行してて2回風邪ひいた)
そんなわけで

Ai AF Nikkor 50mm f/1.4Dです。
平成初期生まれの標準レンズです。年を跨ぐと30年選手になりますが、割と最近まで現行品だったレンズです。
いつも通りのD600で、特記以外はスタンダード(SD)、自動ゆがみ補正はOFF、LightroomでRAW現像しております。

向かいのホームを見た構図です。そこそこ絞りを開けた状態ですが、中心は安定していますね。しかし周辺は緩いです。

わずかに絞った画面です。ピント面の線はしっかり出ています。(パラソルの傘)
後ボケは二線の傾向があります。

質感描写にとても向くと思います。左上を見ると光量落ちがあります。1段ほど絞れば良好になると思います。

言わずもがなですが、地下鉄のホームの明るさからここまで露出が稼げます。

冬の午前9時ごろ、フードをつけず太陽の方向を向けました。
フードによる軽減は未知数です。

f/4時でLEDの強光源です。
ゴーストを拾います。

少し距離を取った状態です。
被写界深度で中望遠のように見せることもできます。

これだけビビットで撮影しています。前後ボケの参考に。開放のぐあいと合わせて、ピクチャーコントロールで絵作りしていく楽しさがあります。

これだけAPS-Cです。
APS-C機に装着すると75mmとなります。70-200/2.8よりもシャッタースピードを稼ぐこともできますので、やはりこの辺りも使い所だと思います。
1ヶ月ほど運用した感想などをまとめます。
レンズの性格的には、ひたすらスタンダードであり、AFニッコールらしいです。
絞りを開けてシャッタースピードを稼ぐのか、はたまた柔さを表現のツールとするのか、この選択ができます。フルサイズ一機だけでも撮りたい絵についてくる力を感じました。
Ai-Sなどとの違いは、AFもさることながら、電子接点のおかげで刻んで絞ることができます。(これはZでも)
一本での対応力がありますので、フィルムでもデジタルでも、一本持っておいて損はないと感じました。
注意点としては、ボケの好みが分かれると思います。
総じても、バランスが良いのでオススメです。加えれば、最近まで現行だったこともあり、メーカーでの修理ができます。ここも利点です。
Gタイプよりも小さいのも利点です。持ち出すのが苦でありませんし、カメラバッグの隙間にねじ込めるサイズ感です。
価格も落ち着いており、欲しいと思えば手軽に手にできます。
フィルムからデジタルまで幅広く手を出したい方や、フルサイズ機を手にし、頃の良い50mmを探しているユーザーに手に取って欲しいと感じました。
ボディ内のAFに依存するため、一部の一眼レフ及びミラーレスではAFの使用ができません。
スタンダードなレンズだと書くことがなくなるんですよね。



車体は波を打って、谷が姿を現した。


あけましておめでとうございます。
本年も当ブログ、並びに管理人をよろしくお願いいたします。

ことしの年越しは墨田区で迎え、そのまま撮影し続けたのち、やっと最寄りに帰ってきて初日の出を見る運びになりました。
三脚を担いで都内を闊歩しておりましたので、なかなか疲労がありました上、朝7時頃に帰宅しましたので、1月1日を夕方まで寝潰しました。楽しかったので結果オーライです。
そんな中同行者のD2Xを使わせていただき、1人でテンションを上げておりました。

俄然欲しくなりますね。
今年の初詣は柴又帝釈天で済ませました。おみくじは吉というなんとも言えない始まりでしたが…
ブログの話をすれば、レビューを増やしていきたいですね。レンズも然り、時にカメラ本体の記事が書ければなあといった次第です。
あとは適度な頻度での更新を続けたいですね。
良いスタートを切れるよう、三が日はゆったりしながら撮影に出かけたいと思います。
年を越してしまったレンズレビューにまずは手をつけます…
2025年1月1日 KS芝


画像の選定に迷っていたら、ギリギリになってしまいました。
2024年は去年に比べて、レンズレビューなどを筆頭に、ブログでやりたいことを形にできたと思います。
しかしながら、漫ろ歩き録帳の方は全く更新できず…
取材に行っても没になるパターンがありました。
そう言った部分も踏まえて、2025年は更新頻度を維持しながら、しかし書きたいものをマイペースに書き続けるようにしたいと思います。
筆者のメモ帳代わりであり、思想をばら撒くところであり、自分の写真を人に見てもらえる、数少ない場であります。
このスタンスは変えずに行きたいと思います。
私生活の方では、なにより体調に気をつけて過ごしたいと思います…
それでは2024年もご愛顧いただきありがとうございました。
どうか2025年もよろしくお願いいたします。

2024年12月31日 KS芝

寒さも増し、遂には2024年が終わろうとしています。
今回のレビューは…

SP AF17-50mm F/2.8 XR Di II VC LD Aspherical [IF] です。
2009年発売の、APS-Cサイズ専用の標準ズームレンズです。35mm判で25.5mm〜75mmをカバーします。
D500で見ていきます。条件はいつも通り、スタンダード(SD)、LightroomでRAW現像。
なお、思いつきを形にするために急ぎのレビューです。使用を重ねるうちに思想が変動するかもしれませんがご容赦下さい。それに伴い文章と作例が増えるかもしれません。

初っ端から中域の開放です。ピントは通路の奥あたり。中央はよく解像しています。画面右左端を見ると甘いのが見えます。深度で誤魔化せないAPS-Cだからこそこの辺りは目くじらに繋がります。

これは広角側いっぱいで開放。ピント面まではせいぜい3m離れていないと言ったところ。思った以上の結果でした。これでは咄嗟に責められてもさほど怖くありません。しかし右側はやはり気になります。

少し距離を取ってテレ側開放です。中心でもヤワです。四隅の流れと光量落ちが見受けられます。

流れ作業の取材なので、水平が取れていない点はご容赦下さい。
コントラストは良好に残っている印象です。

適正より弱オーバーで中間寄りに。
一段絞れば中心付近はしっかり出ます。ここが頼りになるポイントです。しかしこれも被写体との距離にもよります。

高感度を乗せてもさほど潰れません。距離を取った被写体でこの結果であれば、解像力もあります。ここからどのくらい絞りを開けるかが争点になるでしょう。そこらのキットレンズとの違いはここです。詳しくは後述します。

さらに感度を上げます。いくらD500とはいえしんどくなってくる頃合いですが、ここまできても歩道橋の手すりをなんとか描写します。近い被写体であれば…ということを考慮すれば、もうこれで元が取れたも同然です。

VC(手ブレ補正)のおかげで、さらに露出を稼ぐことができます。

これ一本をつけておくだけで撮影の機会が広がります。フロントキャップを外した瞬間から撮影が始まっています。

一段絞った場面です。中央の解像は十分ですが、周辺を見ると気になります。

人工灯は、主にハレーションで逃す印象です。(あくまで印象)
まだゴーストが出る場面に遭遇出来ていませんのでこの辺りはまだ調べております。
以下2枚続きます。


同じ写真を別にRAW現像しました。上が通常通り現像したもの。下がLightroomにて“レンズ補正”の項目を適用したもの。ワイド側に限りますがこれだけ歪みます。
今回のメインはこちらです。喋りたくなったのでレビューしております。ほとんどメモ代わりですのであくまで参考程度にどうぞ。
いつもの某氏とカメラ屋を巡っておりましたところ、最後の最後で欲しいものに当たってしまい、遂には購入してしまった次第です。
と言いますのも、AF-S18-70/3.5-4.5Gが7月に故障し、D500につけてやる標準がいなくなるという困った事態になっていました。さらにはまともな標準レンズを持っていませんでしたから、流石にしんどい思いをしながら撮影をこなしておりました。
しかしまあ世は巡り合わせと…
そんなタイミングで出会ってしまったのでウチの子にしました。
要するに“コレさえあれば外出できる”という一本が欲しかったわけです。コストは多いが、D600よりも基礎体力があるD500を起用するためにはせめてもAF-S18-70/3.5-4.5Gのようなレンズが必要でした。換算して28mmは欲しいの意味も込めて、11月の撮影仕事(荷物は極限まで減らさねばならない)ではD600にAF28-70/3.5-4.5DとS・C55/1.2が登板。しかし、フイルム設計では幾分か無理がありますし、なによりもあまりにチャチですから、この体制にも限界を感じておりました。
この2本をニコイチしてD500にフィットするのがこのレンズのようなものという結論は、買う前より出ていました。画質の担保という意味でのプラス一本の単焦点すら必要としないので、やはり大口径ズームは必要なのです。
どんどん書きます。
まずは触れるわけにいきません。このレンズはf/2.8通しです。さらにはVC(手ブレ補正)が入っています。あとは大口径らしくそこそこの解像力を持ち合わせています。
もう一つ。ズーム全域で0.29mまで寄れます。
レンズの全ては撮影結果に回帰しますが、これらはそもそもの根底の部分、“撮影機会の増加”をくれます。
そこらのキットレンズでは開放f値がせいぜいf/3.5程度ですがこちらはf2.8です。もうこの時点で2/3段露出が稼げます。さらには手ブレ補正も入っていますから、シャッタースピードを落として、感度を落としたり、少しでも絞って周辺を出したり…と考える“余裕”をくれます。このレンズをわざわざ購入するメリットはここです。
さらに解像力を持つのであれば、感度の妥協点を少しでも引き上げることができます。最短に関しても同じで、総じてやはり“余裕”をくれます。
さらにこれは筆者の話になりますが、D500との組み合わせであれば、同じAPS-Cカメラとキットレンズの組み合わせに対して、計り知れないアドバンテージを得ることができます。
使った感触として、コレさえあれば外出できる、は本当で、変に荷物を増やして苦しい思いをする必要はありません。前述した事例のように、レンズ二本で行った撮影に対してこのレンズ一本で完結させることができます。これは被写体と状況にもよりますが。
更に“撮影機会の増加”という観点において。脳内でこれは抑えたい、これは撮っておきたい、と思った瞬間に形にするのは絶対に大切なことです。それをレンズを付け替える手間なんかで諦めてしまったら、その瞬間に一つの得られたはずの結果が消えてしまうわけです。しかしレンズを付け替える手間を毎回毎回掛けていると、今度は時間に追われてしまい、しまいには本命の撮影を諦めなければならない場合や、目的地への到達が叶わない事例が生まれ出します。遠征などが特にそうで、本当に限られた時間の中で撮影をしているのです。そんな中で、少しでも拾えるものを増やすためには、このようなレンズが必要となってくるわけです。
何よりも、画質と実用性のバランスがよく、非常に使いやすいことから、衝動買いしてしまいました。フィルター径が72mmでも、それほどフロントヘビーではなく、取り回しの良さも気に入りました。
短所のほうも。
こちらはそんなに長々書くほどありません。作例をご覧いただければお分かりになると思いますが、どれもこれも大体一段以上絞っています。これは周辺が出ないからです。とにかくf/11くらいまでなら絞れるだけ絞った方がよろしいです。その上でf/2.8は飛び道具の認識です。軸上収差もわりと抜けきらない部分があります。
また、広角側の歪曲収差がそこそこにあります。サードパーティ製ということで自動ゆがみ補正は適用できません。Lightroomのレンズ補正の項目で完全に補正出来ますが、撮影時に気になってしまうのは仕方のない点です。あとはAFもVCも、それほど早くはないです。速射性が良くないのは致命的ですが、ここはユーザの力でまだなんとかなる部分。手ぶれ補正はどうしても露出が欲しい時のために封印しておくと良いです。
なんというべきか、なんともタムロンらしい一本です。ニコン機に限れば、これ以外の候補が、シグマか純正の17-55/2.8Gになります。手ブレ補正だったり、設計の新しさを踏まえれば選択肢は自ずと限られてきます。
しかしテレ側は換算して75mm(1.3クロップを含めて換算100mmに満たないくらい)ですので、筆者としても足りないと思う場面が少しありました。
ですので、よりテレを確保したいのであれば、他のレンズも候補となりますが、これ以上となると広角側を犠牲にするか、2.8通しを犠牲にするかとなります。良くも悪くもバランスが取れたのがこのレンズであると考えています。それも踏まえてこれさえあれば出掛けられる、という安心感をくれます。
眠くなってきたのでこの辺りまでにしておきます。
何より伝えたいのは、バランスが良いことです。
もしAPS-C機をお持ちで、手頃な標準をお探しの方にはお勧めしたいです。少し重たいですが、お金を払うだけのリターンがあります。最短のおかげで物撮りでもストレスフリーです。
きっとすこし慣れてきたユーザーこそ楽しめると思います。
メイン級のフルサイズ機をお持ちでサブでAPS-Cを運用しているような方は、サブ専用であることをよく確認してそれでも投入の必要を感じたら容赦なく購入して良いと思います。しかしながら、上位互換に24-70/2.8が居ることもよくお考え下さい。
念を入れて申し上げておきますと、このレンズはAPS-C専用サイズです。
こんなところにしておきます。またきっとなにか書き足していると思いますので、最終編集日の日付をここに記しておきます。
2024/12/31
ちなみにこのレンズは自重落下防止にズームロックスイッチがあります。筆者の個体はそれほど気になりませんでしたが…
おまけ。

レンズのスイッチ類です。SPの銘板があり、いつものカバンの中で勝手に切り替わるスイッチです。(所持しているA005よりはマシ)
SP AF 17-50mm F/2.8 XR Di II VC LD Aspherical [IF]