KS芝

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  • レンズの社説 10本目

    気がつけば4月が終わり、世間はGWだそうです。

    今回は…

    Tamron 28mm F2.5 (02B)です。ハー○オフのジャンク品からレビューしたいを形にしました。光学は問題ありません。(外観がひどい)

    レビュー目的が7割、28mmの感覚を取り戻す目的が3割でした。

    D750で見ていきます。SD(スタンダード)です。

    1/400sec f/11 ISO200
    SD 5000K

    まずはf/11で遠景、逆光向きの場面です。逆光耐性はそこそこで、場合によってゴーストがはっきり発生します。

    1/250sec f/8 ISO200
    SD 5000K +マゼンタ(+10)

    f/8ですが、若干線が甘いです。広角レンズな上に、絞り込めば細い線で描き切る性格が故に、ここはネックになります。

    1/2500sec f/2.5 ISO200
    SD 6100K +マゼンタ(+15)
    1/1250sec f/4 ISO200
    SD 6100K +マゼンタ(+15)

    2枚続けて、開放とf/4です。同一の露出ですが、開放では周辺減光が顕著です。f/4でもそうですが、無限遠での解像は中心のみです。

    1/125sec f/16 ISO200
    SD 5500K

    思い切ってf/16です。ここまで来ると流石にシャープですが、回折の影響も見受けられます。ボーダーの難しいレンズです。

    1/200sec f/5.6 ISO200
    SD 5300K +マゼンタ(+15)

    安全を確認した踏切から撮影しています。

    流れが見受けられます。

    1/1250sec f/2.5 ISO200
    SD 4800K +マゼンタ(+10)

    また斜陽の逆光向きですが、開放でも使う場面が想像できます。距離が近ければ近いほど使い途が増えると感じました。ちなみにこのレンズの最短は25cmです。

    1/500sec f/2.5 ISO200
    SD 4900K +マゼンタ(+20)

    これだけ別日取材のD600です。

    このレンズは都会向きでないと引き返しました。

    サクッと所感。

    まずはこのレンズはSPでありませんから、そこはご承知おきしていただきたいポイントでございます。

    それを踏まえてみれば、バランスの良い球だと思います。ここまでの小ささはやはり武器ですし、同じ28mmでも、オートニッコールでは最短が60cmです。先述したように25cmまで寄れるのは強みです。最短撮影距離に困ったことは幾度とありますし、こういうところがわざわざ純正を避けてこのレンズを選ぶ所以です。

    投入コストの面では、相場で驚きました。正直なところ未だそんなもんかと思ってしまいました。球数の関係もありましょうが、アダプトール規格の中ではそこそこに出回っている方だと思いますし、なんとも言えません。欲しいのであれば、ネットで探すよりも、ジャンク品や難あり品覚悟で実店舗を探しに行った方が良いと思います。(というかそこまでして欲しい玉かこれ…)

    現に筆者の個体はハー○オフのジャンク箱出身です。

    描写の話をすれば、とにかく期待しない程度に期待するのが良いです。撮影距離が近くなるとその持ち味が見えてくるでしょうし、遠景では割とウンザリします。開放がダメだとか、絞れば出るだとか、そんな単調な話ではなく、ピントごと被写体ごとに攻め方が変わります。ですので、一度使ってみるのが適当と考えます。

    そのほかのはなし。

    28mmでこの規格ならば、被写界深度を使って“空間を抜いていく”ような攻め方ができます。このレンズの場合は特に、被写体を見極めながら、解像感を把握してボケをコントロールしていくことが求められます。もっともこれはこのレンズに限った話ではないんですが…

    絞り羽根は5枚です。色々とやかましいです。

    「総合したとき、遠景ならデジ設計のズーム絞った方がいいこれ。」

    投入コストを相場としたとき、もうちょっといいもん買えんじゃね..(邪念)

    こんなもんにしておきましょう。

    次のレビューもすぐ控えていますので、書くネタは温存しておかなければなりません。(メタ)

    しばらく使ったら…どうしようかなこのレンズ…

    • 焦点距離…28mm
    • 開放f値…f/2.5
    • 最小f値…f/32
    • 絞り羽根…5枚
    • 最短撮影距離…25cm
    • レンズ構成…7群7枚
    • フィルター径…49mm
    • レンズフード…22FH
  • D750運用開始

    4/27から運用開始となりました。

    D600を置き換える形での投入となりました。

    ファーストインプレは「思ったよりシバけるぞ」です。

    こいつは使い手次第の機体です。頭を使わねばならないカメラと察しました。

    奇跡的にショット数も少なく、綺麗な個体を引き当ててしまいました。使い続けなければなりません。

    2台運用における可能性を探るためにも、どこかに出かけたいですね…

    気が向けばインプレ記事も書こうと思っている所存ですので、ごゆっくりお待ちくださいませ。

  • 2nd anniversary

    ついに2年となってしまいました。

    本格的にこの場所で筆を取って2年です。

    ブログというものを始めてからは3年となります。

    それと同時に、筆者は今一つの解に辿り着こうとしています。

    これまで走り続けてきた道が回り道とわかってもなお、諦められません。それが今の正直な気持ちです。

    「なぜスチル写真を撮影し続けるのか」

    この活動を続ける上で考え続け、悩まされ続け、そして未来永劫消えることのない命題であり、人生の主題であります。

    今だけを見つめます。

    その解答が見つかることはきっとありません。死を持ってして人生が終わった時、それ自身が答えとなると思っています。

    私がその片鱗をわずかに認めたのか、はたまた洞穴の隙間から差した小さな光だったのかはまだわかりません。それを明らかにするために、またカメラを構えるのです。

    筆者にとって…

    これからも“終わりなき旅”なのだ。

    と、言葉を借ります。

    どうか3年目も、その先も続いていきますよう。

    読者の皆様には本当に感謝申し上げます。

    これからもどうか、よろしくお願いいたします。

    3年目は…そうですね、レビューも進めていきたいですし、さらに深い表現を探して、どこまでも歩いていきたいと思います。

    2025/4/18   芝

  • 春終い

    また来年も。

  • レンズの社説 9本目

    気づけば春になっていました。

    今回はこちら…

    Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED です。

    今でいう70-200/2.8枠、要するに大三元の望遠ズームです。

    1992年より発売開始、AiAFでは3世代あるうちの2代目です。

    D600のスタンダード、ヴィネットコントロールはOFFです。

    特記以外は全て5000KでRAW現像しております。

    1/800sec f/3.2 ISO200 (200mm)
    SD 5000K

    後ボケに気を遣ってテレ側のf/3.2で最短付近です。シャープネスはまずまずです。もう少し絞りたい。

    1/800sec f/2.8 ISO400 (80mm)
    SD 5000K
    1/800sec f/2.8 ISO400 (200mm)
    SD 5000K

    同じ場所で広角端と望遠端です。

    はっきりとした線を求めるのであればf/4以降に絞るのがおすすめです。

    1/1000sec f/4 ISO400 (200mm)
    SD 5000K

    30mほど離れた水鳥です。ひとまず線は出ています。

    1/3200sec f/2.8 ISO100 (200mm)
    SD 5000K

    テレ側では歪曲収差が顕著です。

    開放ですが、少しばかりヤワです。収差も乗るのであまり実用的ではありません。

    1/2000sec f/2.8 ISO100 (105mm付近)
    SD 5000K

    前後ボケの様子です。こう見るとそこそこに自然です。

    1/2000sec f/3.5 ISO200 (200mm)
    SD 5000K

    ピント面まで90m程度です。

    きっちり写って欲しいのであればまだ絞りたいです。

    ここからは別日取材です。

    1/400sec f/4.5 ISO160 (200mm)
    SD 4800K

    手前を抱えて、ピントは無限近い画面です。画質の安定はまだ先ですね。

    1/1000sec f/2.8 ISO160 (200mm)
    SD 4750K

    モニターで確認したら水平が取れていません。ひどい。

    ピント面までは30m強です。このくらいの距離なら線の出方が良い印象です。収差もほどほどですが、ここから離れていくと徐々に顕著になります。

    1/2000sec f/3.5 ISO200 (80mm)
    SD 5000K

    広い方です。後ボケは自然に、信号の線は細く、拡大してみても花の一つ一つがきっちり出ています。


    珍しく…

    珍しく意欲があってレビューを書いています。

    たかが数日使っただけですので日にちを深める度に書き足して行くと思います。

    メインにしたい人へ。

    少なくともコストと性能のバランスは取れていると思います。鉄道やその他動体を相手にするならかけられるだけのコストをかけて一世代でも新しいものに行くのをお勧めします。

    はっきり申すと開放はヤワです。ここばかりは仕方ありません。

    しかし、一段や二段絞ってやるだけで十分な絵を出します。下手なf値の変わるデジ設計のズームよりお勧めです。その分、手ぶれ補正がありませんし、AFもそれほど早くはありません。

    ここは価格とトレードオフだと思います。それ以上をこの価格帯に期待することのほうが野暮です。

    さらに、数値上でいいからf/2.8が出せるというのは強みです。最悪の場合には…と考えられるので、現場での冷静さの確保も努めてくれます。

    サブにしたい人へ。

    当レンズはサブ望遠にとってもよいて考えております。予算に余裕があれば、是非とも<New>へ行って欲しいものですが、直進ズームが扱えるのであれば当レンズも選択肢です。

    特に遠征など、荷物を節約したい場面では、小ささで強い部分があると思います。

    なによりも、レンズの電子接点が全て壊れても稼働するという点です。

    ここは最新のレンズでいくらコストをかけても実現のできないものです。

    普段使いでも、2台運用する際の望遠や、メインはとっておきまで封印しておきたい場面など、非常に小回りが効くと思います。

    少なくとも先日の撮影仕事でも、撮影の機会をくれました。ひとたび鏡筒を引けば200mmが出せますので、本当に直進に慣れてさえすれば、速写性には貢献してくれます。

    が、デメリットはただ一つ。修理が効きません。<New>であればメーカーサポートがまだあります。

    そのほか…

    見た目の割には重いです。地味に径は77mmですし、AF-S 70-200/4Gよりも600gほど重たいです。しかしAF-S 70-200/2.8G l型比では200gほど軽いですので、まだまだです。

    同世代のレンズのせいで、どうもプラスチックに見えますが、梨地の手触りの良い仕上げです。銘板の主張も激しくないので、見た目では好印象です。

    フォーカスリミッターが便利です。

    取材能力には長けています。ここは大三元の系譜を感じます。そういう面では一度でいいのでフィルムでの絵が気になります。

    あとは最近のレンズではできない、f値による絵作りができます。f/3.5だとどうなのか、f/4だとどうなのか、1/3ステップ毎の絵の変わりようが把握できればあなたの道具になります。これをどう活かすかは人次第ですが、若いf値を“写らん”やら“甘い”で片付けるうちは、どうぞ後継のレンズへ…

    この一本で世間を戦い抜いたものが居るのです。それも趣味ではなく、仕事です。この一本でメシを食ってきた人間が確かに居るのです。安く手に入るからこそ、広く使われてきたからこそ、そのような背景があるのです。

    なんにせよそうですが、道具は扱うものの精神が宿るものです。道具に使われないためには、自分の心の持ち様を変えねばなりません。

    それが、純正の大三元ズームを扱うからには、最低限必要な敬意だと考えております。

    2025/4/21追記

    ちまちまと持ち出して使っていますが、この焦点域でこのf値ならこの大きさは腑に落ちます。見た目の割に重いので思うところがありましたが、運用すれば慣れます。

    9枚絞りはありがたいところです。夜間の光源でも使用を躊躇いません。もちろん円形絞りが最適ではありますが、光芒を稼ぐ場面では重宝したいですね。ボケは割と自然です。

    早いところHB-7が欲しいです。かなり前玉が繰り出してくるので、ハレを拾い易いほか、雨の日の運用をどうしても躊躇います。

    動体で扱うならフルサイズ機での運用をお勧めします。

    AFからMFにノッチを切り替えると回し量があったのちにピントリングと連動しだすので、初動にラグがあります。これを把握出来ておらず一つシーンを逃しています。

    AF微調整を-20(最大値)にした上でそれでもピントが合焦しない気がします。背景に吸われやすいのか、個体差でズレが生じているのかは不明です。

    これにより筆者はほとんどMFで運用していました。AFについてはもう少し煮詰めます。

    2025/9/2追記

    HB-7を手にしてしばらく運用しました。軽減には効果があると見ています。うちでの使い道はほとんど終了したのでちょっとばかし知り合いのところへ出向させています。

    しばらく使った感想としては概ねこれまでと変わったところはありません。良くも悪くも大三元なのでひたすら同じラインを突っ走ってくれる安心感があります。ついこのあいだは欲しいと思う場面に当たりました。やはりこのクラスは一本持っておいて損はないと思います。


    このくらいにしておきましょうか。

    • 焦点距離…80〜200mm
    • 手ぶれ補正…なし
    • 開放f値…f/2.8
    • 最小f値…f/32
    • 絞り羽根…9枚(数えた)
    • 最短撮影距離…1.8m、全域マクロで実質1.5m、フォーカスリミッターあり。
    • レンズ構成…11群16枚?<New>のデータだが、光学系はSタイプから変わっていないそう。(出典より)
    • フィルター径…77mm
    • レンズフード…HB-7

    出典:ニッコール千夜一夜物語「第六十七夜 AI AF-S Zoom Nikkor ED 80~200mm F2.8D(IF)」より。

  • 玄鳥至

    ことしも玄鳥至とのことで、ツバメが飛来する時期になりました。

    長引いた寒気のせいで遅咲きの桜は、各所で華やかに咲き誇っております。

    写真はレビュー中の玉ですが、この1カットの実現には必要不可欠なものと考えています。

    コストをかけるからには、使いたい場面より、使う場面を想像してからでないと損になります。

    使いたい場面はその後に付いてくるものです。

    週末はお暇ですので、ぜひさっさとレビューを終了させたいと思います。

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