
いまが底だと思えば

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いまが底だと思えば

つい先日のことです。
ほんの一瞬の出来事として、人間が命を落とすところを見ました。
人というのは単純で、現場では驚きと好奇心で気持ちが昂ったのだけ覚えています。そこにあった命の宿らぬ人の体を見ました。

一つ思うのです。天国や地獄なんてものは詭弁だと。
何人も現場を目の当たりにすれば口が裂けても言えるはずがないことです。ただの冒涜です。
しかしそれだけ死を恐れているということです。皆同じなのです。

また一段と暑くなり、今年も夏が来たかと思えば、急に雨が降り寒くなったこの頃でした。衣替えしかけただけに勘弁してほしいものです。
今回の登場は…

Nikon Lens Series E 100mm F2.8です。機会があったので手にしてみました。
登場は1979年(日本国内では1980年)。一般ユーザー向けとして、小型軽量低価格を目標として開発されたのが、Nikon EMとLens Series Eであり、当レンズもそのラインナップの一本。要するに廉価レンズであり、ニッコールを冠さない稀有なレンズでもあります。

ひとまず近距離の開放です。なんというかコントラストといいボケといい、世代を感じるような描写です。使いどころのありそうなキレで、実力を感じるとともに、所有しているSeries E 75-150mmにも通ずるところがあります。

距離を取った画面での開放。
シャープネスは単焦点らしいというか、キレのある線です。若干収差が見て取れます。

こんどは絞り込んでよくある距離感。安定はこのあたりだと思います。
ここからはZ6です。

ボケの様子。

締まりすぎない線で好感が持てます。最新のレンズのジャギーに嫌気がさしたらこういうのが欲しくなります。

たしかほぼ最短だったと思います。ボケがうるさいかとおもえば、案外とそうでもありませんでした。

逆光は素直です。どちらかといえばゴーストで逃がすタイプで、シリーズに共通していることだと思います。コントラストの低下がないのはありがたいですね。詳しく試していませんが夜間のLED光源ではシチュエーションを選ぶかもしれません。

質感の表現はうまいです。もちろんZ6の高感度が優秀なのは認めますが、解像力も持ち合わせています。基本的に線で勝負してきます。
中望遠ならではの抱え方をやってみました。
いい意味で想像通りであり、そういえばシリーズEってこんな感じだったなと懐かしんでおります。あまり例のない100mmという焦点距離に関しては、ほとんど105mmとおなじテンションで使っておりますので大した差は感じませんでした。
基本的には線が優勢であり、開放から解像します。コントラストも程よく乗ってくるので、ひたすらスタンダードな印象です。使った経験のあるAI105/2.5との比較では、105mmのほうがコントラストが強い印象であり、あちらも解像は優れているため、比較としての感想は、当レンズはシリーズEであるから、と言ってしまうだけのこと。なんとも非情ですが、発売背景を踏まえればそれ以上でも以下でもありません。むしろここまでのクオリティを誇っているのがすごいのです。
一部パーツがプラスチックでできています。取り扱いには注意が必要です。落とすと割れたりなんだりして使えなくなります。
このレンズは主に2パターンの形態が存在し、後期型は金属のリングがあります。見分けるポイントにしてみてください。ちなみに筆者の個体は外観写真でお分かりの通り前期型です。
メーカーページはありませんが、ニッコール千夜一夜物語にて掲載がありますので、そちらも併せてどうぞ。リンク
気温はほどほどなのに蒸し暑いです。
二週ぶりにデトに赴いてきました。

気になった場所に行ってみて下しました。今度こそはダイヤ乱れに惑わされるまいとの気持ちで望み、ここまではよかったのです。ここまでは。
その後、某駅で上りの貨車便を待っているときに見えたのは神奈川新町駅での信号設備緊急点検で運転見合わせの文言。さすがに呆れが勝ちながら、デトを下し乗り込んだ普通車は横浜行き。乗ってるうちに品川行になったと思えば来やしない優等を待つなど散々のあり様。その後の新町の様相もただ事でない雰囲気で、遂には帰宅時になって夕ラッシュが重なり、ひどい遅延の嵐。もうなんと形容すべきか、踏んだり蹴ったりというのがいちばんであります。
その折、子供にぶつけられた青物横丁へはどれが先着かという問いに対して、次の次に(たぶん)来る普通車に乗ればとりあえず着くだろうとだけ言い残してそそくさと涼しい快特へ乗り込みました。
かくして2026年2度目のデト撮影は前回よりもカットが作れたから良しとしよう、でお開きとなりました。

今回は懐かしみながら執筆していきます。

D750の簡易的なインプレ記事になります。ひとまず忘れぬうちに、運用時のメモ書きなどを残しておきます。
去年の末まで半年ほど活躍してもらいました。うちの機体としてはかなり短命ですが、それもそのはず、立ち位置としてはメインではなくあくまで遊撃隊。当時の本丸はあくまでD500でした。
当時の戦力図としては、場面に応じてメイン機D500とD600を使い分ける様相でした。これを2年弱続けて見えた弱点を補うためにかけられるコストも考慮した上でこのD750が名乗りを上げました。
主に期待したのはExpeed4の搭載によるAFモジュール回りと高感度。特に前者に関してD600のAFは全く褒められたものではありませんので、早急な課題となっていました。高感度に関しても同様で、あとで所有することになるD700と肩を並べるくらいのもの。それがいけないわけではなく、それ以上が必要になったというだけです。
公式な立ち位置も相まってさんざん世の中に出ている機体ですから、個体を探すのに難儀はなく、これなら勝てると踏んだ個体をインターネットで注文。
かくしてD750はうちにやってきたのです。
基本はD500との併結運用。状況によれば単独任務も可能のバランスタイプ。これを踏まえて、翌月に配備したAF-S28/1.8Gをつけっぱなしにしてリュックの最上段に突っ込んでおくのを定位置としました。ちょっとした撮影シーンではそのまま送り出し、必要に応じて望遠にレンズを切り換え対応していく。いざとなればD500が出てくる。
といったような二台一ユニット運用をしておりました。が、二か月ほど使っていくと、機体の実力を見せつけられこの運用を見直し。D500は17-50/2.8を定位置として二台で運用する場面は極力D750を望遠に振るようにしました。これには大きな意図があり、ドライブ性能、AFモジュールともに優れるD500を標準側に定めることで、さらなる機動力向上を図り、これが結果功を奏し、今後この形が定着していきました。
また、案件によってはD750単体での運用も解禁。D600では絶対にやらなかった運用法ですが、この辺りはオールラウンダーであり、一通りなんでもできるからこその信用です。おかげでOLYMPUS E-3とのタッグ運用も可能になり、可能性を広げていく糸口となりました。D500がいなくとも何とかなる、何とかなってしまう。これに筆者は大変うれしくなり、のちの乗り換えにもつながってゆくのです。
とくに変わったことはしていません。D600と違って感動しているのは、カスタムメニューの操作から録画ボタンにISO感度設定を割り振ることができます。D600ではこれができず、二台での指の動きに違いがあり、さんざん気を使ったところであります。どうせ慣れたのでいいんですが。
ともかくボタンの割り振りは一通りのことができた記憶です。
筆者はプレビューにマイメニュートップ項目へジャンプ、ファンクションには手動設定済レンズの呼び出しを設定しておりました。もう一つボタンがあれば撮像範囲設定も使えたのですが、これは贅沢です。
またユーザーセッティングがあります。好きなように使ってください。筆者は昼行と夜行用の露出をそれぞれ入れています。
なんというか、よくできたカメラすぎて特に不満が出てこないくらいの満足度はあります。強いて挙げるならMC-30Aが使えないことと、シャッターが1/4000secまでしか切れないことです。これだけがフラストレーションでしかなく、乗り換えを決断した理由でもあります。D700の後継というより、D610の後継と言ったほうが適当なのはこのあたりが所以と思います。
登場は2014年9月であり、もうすぐ12年が経過しようとしています。これを踏まえてもまだ購入の選択肢には上がってくると思います。現時点での相場から思えばこの性能がこのコストで手に入ることは素晴らしいことと思います。最低限の数字は持っており、まだ前線に立てる力はあると思います。
Fマウントですから、レンズはあとからどうにでもなるとして、ひとまず本機という考え方もできます。さらには未だメーカーのサポートがあります。転んでも何とかなるのです。これだけでも 5DMmark3と違うところです。
ましてや一眼レフですから、35mm判に絞って同じくらいの相場から探していくとなかなか対抗馬がありません。ミラーレスも視野に入れたとて、待っているのはFTZなどの追加投資が必要なZ5やZ6。他メーカーにもめぼしいものはおらず、独壇場になっているといっても過言ではありません。
2400万画素もあるうえに、高感度も常用範囲であれば卒なくこなしますし、AFだってグループエリアAFがあり、加えて6.5コマ/秒のドライブ機能まであり至れり尽くせり。鉄道レベルの動体であれば割と何でも撮れてしまうスペックです。これ以上が欲しければ次はもう一桁機かD850しかありません。ちなみに筆者はこれを知って乗り換えました。
もうほとんど書きなぐってしまいましたが、改めてまとめます。
主には、先ほど述べたようにこれ以上が欲しくなってしまったのです。それまでD500とD600の連合軍、もしくはどちらかのごり押しで成り立たせていたものを、遊撃隊に任命したD750に任せきってみたのです。そこで筆者は35mm判の底力を目にし、これはD750以上の機体でやってみたらどうなるんだ、という極めて純粋な好奇心によってD750を退任させることとなりました。
そこから筆者が手にしたのはD5。これ以上のものはもうD6のみというところまで上り詰めてみたのです。この話はまた今度にしましょうか。
あとは単純に火力が足りないと感じる部分もありました。いままでできなかった撮影にもチャレンジしてD750の限界をさぐっていったこともあります。
そしてたどり着いた到達点にはまだ上があり、よじ登るにはあまりに険しかったというわけです。
レリーズ機能にしてもそう、高感度にしてもそう、文句があったら黙って乗り換えるべきなのです。そうでないなら甘んじて受け入れる。それがその写真機を選択した人間の宿命というものです。
一眼レフからの乗り換えであればたいていは買い増しが無難です。中古相場ではそれほどに高価ではありません故、できる事なら買い増しがよろしいと存じます。とくにD500クラスをお持ちであればなおのこと。
しかしD700、D600やD610からの乗り換えであれば、買い増しというよりは、資金を増やし少しでもレンズに充てていただくのがよろしいと存じます。何度かD600との運用はしましたが、完全な下位互換ですので、D750一台でよいと思えると存じます。
Z50やZ50ⅱなどミラーレスAPS-C機からの乗り換えでは、慣れている分Z6やZ5のほうが無難であると思います。便利さはけた違いであり、Zマウントレンズの流用があればなおさら。そうでなかったとして、多少割高でも快適な選択をしていただきたいと存じます。わざわざ一眼レフを選ぶ理由を今一度考えていただきたいです。
2025年は主役でありましたし、様々な場所で活躍してくれました。夏の大阪万博もAF-S28/1.8Gとのタッグで。蒲郡や銚子とサンニッパとの共闘もありました。
不満を持ったことはほとんどありません。優秀なカメラに間違いはありません。それだけは自信をもって推薦させてください。それがタイトルにもある今日のニコンにおける結論なのです。
ここから先には作例を載せておきます。






まだ5月なのに暑いです。黄砂なのかPM2.5なのか知りませんが喉がやられます。
久々に行くチャンスと動機ができたのでデトの撮影に出向いてまいりました。
本当は往路の神奈川新町から撮影の予定も、出発したとたんに京急線で人身事故の一報があり、北総車の代走などに翻弄されておりました。

どうにか復路から本来の目的に復帰。木が伸びて撮影が難しくなっていました。なにより動員が多かったため気を使いながらのアプローチとなりました。ヌケには目をつむるとして一年そこらでこんなに自然が成長することに驚いています。


新町入庫のようす。EVFの振り遅れを補う感覚をつかみながら下しました。
しかしまあ荷台にコンテナが載っているだけで楽しくなります。運転台後ろにはヒサシもあります。これだけでもぱっと見の差があります。
この代走はチャンスがあればまた狙いたいですね。
ダイヤ乱れも絡んで空中戦となり、どうも忙しい一日でした。
また行くぞ。