
人の営みをまたそれが、光やそれに似たなにかを遮り難み、翳った場所から芽生えるものがきっとある。いや、きっとそうであって欲しい。

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人の営みをまたそれが、光やそれに似たなにかを遮り難み、翳った場所から芽生えるものがきっとある。いや、きっとそうであって欲しい。

寒すぎませんかね…

AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gです。久しぶりに使っています。直近に取材したD5とD700、3年前に使用したD600でのカットで見ていきます。両方とも同じ個体です。
まずはD5です。

開放ですが解像はします。この辺りは実力だと思います。

コマフレアの修正も効いています。状況にもよりますが、被写体が大きく面で主張しない場合は開放から実用と思います。

ある程度距離を取れば、徐々に甘くなっていきます。軸上収差はどの距離でも発生しやすく、気になる人は気になります。この辺りは編集ソフトに頑張ってもらうポイントです。

ピントは看板ですが、文字が読める程度には情報を残します。

開放ばかりですがこの距離感が50mmです。安定していると思います。
ここからはD700です。

f/4より絞ればあとは安定です。Gタイプらしいで片付けられますが、強いて言えば単焦点レンズらしい主張のある線の出方ではないので、ここはキットレンズらしくチューニングされている印象です。かといってDタイプともまた違うというか…

線による主張がそれほど強くないので、場面を選ばず使っていけるような気がします。
ここからはD600です。

解像は充分ですので、もう少し直接的な表現を避けたい場合には開放か、それでダメならそのようなフィルターに頼るのもテです。

ありがちなシーンだと思います。近接での開放。ぼけの参考に。FXフォーマットでのボケはこの程度であると身をもって感じるための規格だと解釈しています。また、明るさを稼ぐという意味で簡単に開放を選択しています。ズームと違うのはここです。

同じ場所です。皮肉なことに、取材日はずっと前ですから、メーカーの想定するビギナーとしての作例を意図せず作り上げたようです。
描写の話をすれば、Gタイプらしいまとめ方ながらに、単焦点らしいキレをもっています。こういう場面なら積極的に開放を選択したいと思えます。裏を返せば開放から線は出るということです。
なんというべきでしょうか、ある程度知識を得た者として使っていけば、真面目に仕事をこなすだけのレンズに思えます。実際面白みはそんなにない。
というのも褒め言葉の一環と言いますか、開放からでも最低限のラインを持ってきてくれるので、そこはGタイプらしさを感じるところです。
そういう意味でもこちらが初心にもどってやることが大切で、このレンズはキットレンズでもありますから、ビギナーをリードするために、このレンズの立ち位置はそちらに寄った場所にあるわけです。
D5での使用ですが、それでもシャッタースピードをある程度稼ぐためには自ずと開放近傍を使用することになります。要するに最前線であれば否が応でもそれを使う場面があるということですので、この辺りが少しでも気になれば、ワンランク上のレンズへお願いします。そのためのf/1.4のモデルもあります。
フィルター径は58mmです。Dタイプまではみな52mmで統一でしたので、小ささも一つ利点でしたが、この大きさ一つでこれだけの画質のランクアップがあるなら、考えりゃ納得です。f/1.4Dとは中古価格ならほとんど同じですから、この辺は好みの方を選んでいただきたいと思います。(AI AF Nikkor 50mm f/1.4Dのレビューはこちら)
あとは…新品で購入できます。(2026年2月現在)
新品で入手できるFマウントレンズも徐々に減ってきている中でいまだラインナップに名を残しているのは嬉しいことです。
手頃な50mmを探しているビギナーの方に勧めたいと思います。ラインナップが沢山あるレンジですので、ほどほどに経験を積んだ方はスペックを比較しながら欲しいものを見極めて欲しいと思います。






この間わずかに4分。朝の高砂は忙しない。
2Tと4Tへの同時出庫という光景を目の当たりにして、早朝から一人でに楽しみました。


言い訳しません。被弾しました。たまたま出向いた店に良さげな個体がおりましたので、半分賭けながら購入してしまい今に至ります。
バッテリーはすでにD70のものがあり、運用できる条件が揃っていたので、サブ機や遊撃隊の活躍を期待して投入しました。メインがD5となったことで、小回りのきく機体を探していたところですので、妥当な買い物と納得しております。
ファーストインプレとしては、“まだまだ使えるなこれ”です。画素数が1200万画素なことから、高感度耐性もほどほどにあり、レンズ群によってはまだ実用で使える機体であります。唯一バッテリーだけが難点です。ここさえどうにかできれば、コストを抑えながらパーティを構成できます。
とりあえず連れて帰ってきたところ、ショット数は回っておらず、気になるポイントはファインダー内のカビのみです。気になりはしますが、それを気にする程度の撮影であればD5が出てくるし、と思い妥協しています。
すでに取材ではD5とのタッグで運用しており、利便性を感じています。
資金繰りの兼ね合いと言って仕舞えばそれまでのこと。手放しました。もっともD5のワンマンチームになってしまった以上、引き立て役はそれ相応の突出したものが必要です。
個体としてもショット数が3000回を超えない程度でしたので、うちで燻るくらいであれば必要とする人のところへ行って欲しいという本音があります。
結局わずかな運用期間になってしまいました。日を追うごとに手にするのが難しくなる世代の機体ですので、手元にデータが残ったことを幸運に思います。
与えた仕事は真っ当にやってくれます。今更欲しい方はなぜこれが欲しいと思ったのか。
コストだけが理由ならおすすめしません。はっきり申します。大人しく年代の新しいAPS-C機あたりをおすすめします。理由は散々で、メーカーページでものぞいていただければ十分ご理解いただけると思います。
…それでも欲しいなら止めません。好きなだけ使い潰してください。筆者から申し上げられるのはここまでです。
昨今の型落ち一眼レフを懐かしむように評価する風潮に本機も片足を突っ込んでいるような気がしますが、納得できないような仕事ぶりが本機にはあります。うちでは波動用でしたが、用途によってはまだ力を発揮できると思います。
本当に物静かな仕事ぶりであります。再三、欲しいならさっさと買ってください。
インプレ記事というほどの期間も使っておりませんので、このような形で締めたいと思います。
またどこかで出会ったら再び手にしたいと思えました。

温めすぎていたら年を越したどころかなんと2月となりました。
今回はこちらです…

Ai AF-I Nikkor 300mm f/2.8D IF-EDです。
いわゆる“サンニッパ”というところです。
おもにD750で見て行きます。LightroomでRAW現像。

まずはほどほど距離のある開放です。初めて持ち出した1カット目ですが、まずは実力を叩きつけられています。

最短付近まで近寄っています。手前ボケからうしろへの様子も安定しています。ピント面は驚くほど細いです。

ピント面までは50m超あります。前後ぼけのようす。


二枚続けて、開放とf/4の比較です。線は大きく変わりません。ボケを見ていただければわかるように、このレンズは円形でない9枚絞りです。

ボケの参考に。

ほぼ最短だったと記憶しています。この辺はズームとの違いが瞭然だと思います。

ありがちな作例です。

300mmでは手前を大きく抱えることができます。さらにサンニッパでは被写界深度も味方につけることができます。故に頭で考えて画面を作っていく愉しさがあります。

LEDによる強光源の場面。ロクな作例がありませんでしたのでこちらで勘弁してください。印象としてはハレを抑えながらゴーストで逃す形でしょうか。真正面からモロで喰らわない限りはうまい逃し方をしてくれる印象です。

なんというか、レンズのテイスト自体はAIAF系統からの系譜というか、Gタイプ初期とも似つかない形です。堅実に仕事をするタイプで、Gタイプよりも冗談が通じます。インターネットで確認できるスペックは不要と思いますので、使ってわかることだけ書きます。
重いと言ってもたかが3kgです。正直これでギブでは、回れ右で筋トレから始めてください。持って見れば、重心の影響もあって案外とすんなり行けます。身構えては行けないということです。撮影結果のために必要な筋繊維の犠牲と思いましょう。
筆者はフードのネジを、ボディの水準器から数えて230°付近に持ってくる(これは横で構える時の話、縦ならさらに90°ずらす)ことで、指を引っ掛けてフードごと鷲掴みにするように構えておりました。これだけでも安定感は格別で、非常に使いやすいです。この辺りは使ってみて自分のやり方を模索するのが良いと思います。
なんというか、サンニッパだからと言って特別な情が湧いたりする訳でもないので、いつも通りの感覚です。重心のバランスであったり、解像力というのは今一度使ってみての感覚が一番であって、正直この媒体でお伝えしきれないことが多いです。故にも、欲しいと思ったら是非手を出していただきたいと思います。このレンズであろうとGタイプでも構いません。とにかく、一度手にしていただきたい規格だと思います。プロユースの望遠単焦点の中では、おそらく一番に手にしやすいレンズだと思います。コスト面だけでなく、数が出回っている面でも言えます。その中でもこのレンズは、大体のフィルムから最新のZマウントボディまで使用できる汎用性を持ちます。まだ美品の個体を見かけることがありますので、どうか早いうちにと思います。相場も落ち着いておりますので、機会があれば手にしていただきたいと、元ユーザとしては思います。
半年経たずでしたが、資金繰りの都合で手放しました。失ったことでのデメリットもありますが、またそのうち、いつか、後継でもなんでも同規格を手にする日が来るのかと思います。必要になる機会はあるので、またそのうち手にすると思います。
なかなか個体を探すことが大変となりつつありますが、見かけた際には救ってやってください。まだまだ前線で使うだけの力は持っていると思います。


まだまだ通過点の一つですがここにきて伏線回収としましょう。ロジックを埋め込んでありますので、付き合う気のある人だけ是非ついてきて下さい。
いやはや寒かった…